2017/04/26

デジタルとアナログの間に2



前回、書くモノについてのこだわりをなんと10ヶ月以上もかかって書いてリリース。

その続き。

書かれるモノ(紙)とその携帯性保管性へのこだわり...

  • 携帯性(日本語でなんて言っていいかわからないが"folding"※1できるか?)
  • 差し替えのし易さ(特別な道具が要らない)
  • ドラフト紙と清書紙
  • バインド性
  • デジタル化するものしないもの

※1:ノートを折り返して=見たいページ以外をすべて後ろにぐるりと回して(book fold)使うこと


2タイプを使い分けの両刀使い

B5・29穴/A5・24穴(ツイストリング:国際規格)タイプ
  1. リヒトラブ ツイストリングノート A5 24穴 "folding"できる
  2. リヒトラブ ツイストリングノート A5 24穴 150枚収容可 "folding"できる
  3. リヒトラブ リングノート保存用ファイル A5 24穴 350枚収容可 いわゆるMP(マルチプロング)
  4. リヒトラブ ツイストリングノート セミB5 29穴 "folding"できる
  5. リヒトラブ ツイストリングノート セミB5 29穴150枚収容可 "folding"できる
  6. リヒトラブ リングノート保存用ファイル セミB5 29穴 350枚収容可 いわゆるMP(マルチプロング)


B5・26穴/A5・20穴(ルーズリーフ:JIS規格)タイプ
  1. etrangerdicostarica ルーズリーフ B5 5mm方眼 B5RF-34-03 100枚 高価だけれど保存にはこの紙質が一番
  2. セリア B5ルーズリーフB罫 上質紙 100枚(黄色)
  3. キングジム リングノート テフレーヌ B5 26穴 30枚収容可 携帯性 書く時バインダーが手触れが最小限(けど邪魔)
  4. コクヨ キャンパス バインダーノート B5 26穴 25枚収容 ル-SP700LP ちょっとの衝撃で分解しやすいという理由から入れ替え頻度が高い書類の自宅保管用

コクヨは「ソフトリング」なる手に触れても気にならないシリコン製リングで閉じた製品を投入してきたんだけど...そうじゃないんだよ。


そもそも、規格が2つあるのが問題

国際標準1/3インチ(8.47mm)ピッチ と 国内標準 JIS20穴(A5)とJIS26穴(B5)
この国際標準(ツインリング)と国内標準(ルーズリーフ)は穴の位置がかみ合わないため一緒に保存することが出来ない


携帯性重視ならヒリトツインリングノートA5
だがしかし、プラスチックメーカーであるがゆえ、紙製品は高価(;_;




規 格 リングノート
1/3インチピッチ
ルーズリーフ
A4:JIS30穴
B5:JIS26穴
採用主メーカー リヒトラブ コクヨ/マルマン
A4 34穴 30穴
A5 24穴 20穴
A6 17穴
B5 29穴 26穴
B6 21穴
B7 (14穴)




穴の違いを比較 A5サイズ 各リーフを重ねてみたところ
下が20穴(マルマン) 上が24穴(リヒトラブ)


リング径比較 左から

Bookスタイルのルーズリーフバインダーも所有しているけど
レバーを引っ張るタイプ(左)と扇状に開くタイプ(右)では
価格と操作の煩雑さに差がある













どこで(100均)でも替紙が手に入るルーズリーフはドラフト(下書き)として最適

セリアで販売中のドラフトルーズリーフ(黄色)
学期始めは2,3週間ほど欠品していた



だが、携帯していた KOKUYOのバインダー は非常に難ありで使用を諦めたほど。
リヒトラブの後追いで出したルーズリーフ規格だったのに、全然ダメ。
何度鞄の中でバラバラになっていたことか。 もとに戻すのも簡単じゃない。 1冊500円もする。確かに、リング径は小さく見た目はツインリングとかわらないのですが、アレはダメです。
KOKUYOさんは小径バインダーをあきらめて、3/1ピッチ穴ルーズリーフを製造してほしい。
リヒトとKOKUYOのコラボ製品。 夢の製品です



Scansnap入手前のデジタル化作業にはSHOT NOTEを活用していました。
しかし、KING JIMの既存製品は持ち運びにくいし、ルーズじゃないし で、改造して使っていました。

展示会で会社の方に「こんな使い方してます」と話したら
専用リムーバーも販売してくれた、リヒトラブさん。
ありがとうございます




リヒトラブのリングに差し替えたところ

FUJITSU ScanSnap iX500 を入手した今、
  • SHOTNOTEは裏写り予防の為か厚口紙であるし
  • 四隅マークのロゴが邪魔だし
  • Scannable(by Evernote)の普及により出番は減った
が、こういったアナログとデジタルの結び目としての突破口を提案したことや、
人に気兼ねなく渡せる点は大変評価している。


Evernote Scannable
(2017.04.24時点)
posted with ポチレバ


保管用綴じ具


こんなカンジに(こちらはB5)
資料は大抵A4だから1講義ずつ纏めて保管できないのが悩み
東急ハンズのHS製品 扇状に開くタイプ
沢山詰め込むと作業が煩雑になる





やはり理想は

  • 小さい径のリング
  • 種類の豊富なルーズリーフ(JIS規格)
  • 入れ替え簡単(専用器具不要)
であるということに改めて気づく

現在の運用をまとめると
  • ドラフト・最良ルーズリーフをモバイルするノート:テフレーヌ
  • 他人に渡したり保管用前提のA5:リヒト リングノート+SHOTNOTE(時々リヒトの替紙)
  • プリントアウトで貰った書類/講義資料:カール多穴パンチ+カールルーズリング
となる。
リヒトラブのツインリングにこだわるのは、綴じ具に対する絶対の信頼とリング径が小さいことによる筆記時の邪魔が最小限であるからです。
これは譲れません。 だが、圧倒的に書き込み量の多い私はB5サイズの使い勝手にシフトしてる5mm方眼罫を使う派だけど


日本でのラインナップの豊富さはB5に勝るものはない
A罫・B罫の上のC罫があるのはB5だけ

いつの間にか販売終了していた3mm方眼罫
あるなら買い占めたい。 わたしの在庫もあと30枚ほど。 
かつてマルマンから販売されていた3mm方眼罫
1バイトコードだけを書く時最適



まだまだ理想への旅は道半ばということデアル



リヒトラブには「この勢いでJIS30穴とJIS26穴も開発してくださいっ」


と、以前展示会でお願いしたんだが
業界には見えない壁があるのかもしれない...


(かつてつくっておられたのだが、一種類だけ。しかしすぐにやめた経緯あり)


リヒトはプラスチックメーカーなので、紙は正直コスト高なです ともおっしゃっておられた。





保存する紙



最近、Cloud OCRの性能が向上したようです。

PCやスマートフォンを介さず Evernote に保存できるので非常に便利でオススメです。





携帯する紙の束














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