2014/02/25

OI.Share中期運用のいろいろN°03-1|GPS編

GPSロガーとして活用してみる

もともとこれが書きたくて、このシリーズのエントリーを決めた。
それくらい、気合い入れて書いてます。


1. ロガー機能をONにして、携行。


※一度、E-M1かE-P1で同期を済ませている必要がある。
ダウンロードしてすぐ使えると思ったら、「同期してください」のメッセージが出た。

[OI.Share]ホーム画面
GPSを使いたかったら「OK」で許可する。

[OI.Share]ディバイスや使用条件によっては正確に位置情報が取得できない場合があります。
一回だけ一応のお断りが出る。
これが、なかなかホンキだったりした。

2. トラッキングを始めて、次にカメラとネットワーク接続したあとOI.Shareを開くと以下のメッセージが出る。


ここで「続行」するとファイルデータのタイムスタンプと照合し、該当全ての写真にジオタグを埋め込む


ちなみに... 
使用テストを兼ねて、名古屋郊外にある
 野外民族博物館 リトルワールド へ行ってきた。

これは園内に移築されたバリ島貴族の家。
民族衣装、地域の食事が楽しめたり
世界一周が一日でできるところ。

[OI.Share]名古屋栄から、リトルワールド(犬山)までのトラッキングデータを表示
[OI.Share]トラッキングデータを地図上に表示することができる



トラッキング(ログ録り)の最中に詳細を確認することもできる。

[OI.Share]GPSトラッキングデータ
[OI.Share]「S」がスタートポイント
青いポイントは現在居る場所(書き込み中)



3. 右上のオプションアイコンをタップして、ログの転送を開始。


たった15枚でも、「枚数が多いので時間がかかるかも?」
というモノログは登場する。


ログ転送完了のメッセージ。

4. 「写真転送」タスクで、SDカード内の写真をブラウズしてみると


ジオタグが埋め込まれた写真には衛星マークがついている。
先ほど、SDカード内に入ってる写真全てにジオタグが埋め込まれると説明した。
ここで衛星マークがないものは、OI.Shareの中にGPSデータがないものということになる。


衛星マークがあるとジオタグの埋め込まれた写真


ログ転送後、ログ詳細を見ると、
待ち針のあるところにそれぞれ該当の写真が見られる。
青い待ち針はSDカードデータ
赤い待ち針はiPhone/iPadで撮ったデータで
同時に表示される


5. iOSからのログの取り出しにメール添付



[OI.Share]ログファイルを取り出す方法はメール添付
[OI.Share]ログファイルを取り出す方法はメール添付。
複数選択して1つのメールに添付できる。

メールアプリが起動し、必要事項を件名と本文に記載してくれる。
ここに、自分なりの変更を加えられる。(図は、デフォルトのまま)


1日単位にまとめて書き出すのがいいかも。
自分宛に送った添付メール。
(開封せずとも解るよう、件名を変更した。iPhone5と4で比較する為2機種の区別も加えた)


7. PCで直接SDカードの内容を読み取ることもできる


一旦、OI.Share経由で写真にジオタグを埋め込むと
SDカード内にGPSLOGフォルダーができる



8. ログのファイル形式はテキストベースの「.log」

1ファイルあたりの容量は1MBに届くことはなく、取り出し方にメール添付方式を採用したり、iPhoneなどのディバイスの容量を考慮したりした結果だとは思うが...
実は非常に厄介な形式であることが判明した。(.gpxや.kmlだったら嬉しかったんだけどなぁ。.kmlだとすぐ10,20MBくらいになってしまうので仕方無いが、.gpxは1MB前後)
現在、運用活用もいろいろ検証中。




8. ということで今回は、正常運用をまとめてみた。


ポイントをおさらい

  • OI.Shareのロガー機能を使いたい時は対応機種(E-M1かE-P5)で初期同期が必要。
  • 写真にジオタグを埋め込む操作をOI.Shareですると、SDカードに入った該当データ全てに割り当ててしまう。埋め込む写真を選択することはできない
  • 他にトラッキングデータを取り出す方法はSDカードから直接PCに読み出すか、OI.Shareからメール添付でデータ送信。
  • OI.Shareが作成するトラッキングデータは、テキストベースの「.logファイル」。



次回、エラー報告と、iPhone5・4を同時に持ち歩いてログ録りしたデータを比較してみることにする。


これで、GPSロガー(ATLAS ASG-1)要らなくなったじゃーん♪ と思った


が、
それはすぐに「甘かった」ということがわかる。
バッテリーの減りが尋常ではないからだ。
それも、条件別で不思議な結果が得られたので、
エラーや、不可解な(今のところ解明できていない)事例を 次回まとめて報告予定。




OI.Share中期運用といろいろ比較N°02|写真転送

SNS共有もラクチン。サイズダウンして"必要なデータだけ"を携帯端末(スマホ、Pad)に転送。

初心者用にできるだけ、解りやすく「写真転送」を解説。
もし、このページに最初にランディング(辿り着いて)してしまった方は、OI.Share中期運用といろいろ比較N°00から読んだ方がいいかも。

0. まず、OI.Shareが求めてくる、いろいろのアクセス権を許可する。(大抵、1度OKするだけ)


SSIDセットアップも終わり、ネットワーク接続された
OI.Shareのホーム画面(iPhone5)


  • カメラロール(iOS上での写真保管ホルダー)へのアクセス許可
  • 位置情報の利用を許可(位置情報GPS付与を利用する際)

◆もし、間違って「許可しない」にしても、後から変更できる。

[設定]>[プライバシー]>[位置情報サービス]・[写真]
後からOI.Shareアプリのアクセス権を許可する方法(iOS6.1.4現在)
「許可しない」だと、OI.Shareは正常に機能しないんだよね... 許可してください。


ようやく本題。カメラ内SDの写真をiPhoneに取り込む


取り込む方法は2つ。

1. とりあえず、iPhone側から、取り込む画像を選択する方法


OI.Shareで見た、カメラ内SDカードの中身。

画像をタップして、詳細確認

右上のオプションを選ぶと[カメラロールに保存]できる

保存後、iPhone側からカメラの電源をOFFに出来るし、
この画面を閉じて引き続き作業もできる。

サムネイル表示で、複数写真を選択することもできる


2.カメラ側から、取り込む画像を予め選択(予約)する方法

 1)カメラのプレビュー画面で、文字のないところをタップ
1. プレビュー画面で、文字のないところをタップ。
(この写真は既に転送予約されている:画面右上)

2)下に現れるメニューから、一番左の[タッチON]になっていることを確認の上、転送したい画像をタップしていくと赤いチェックが現れる。
3)最後にまとめて共有マークをタップすれば、一気に設定できる。

[OI.Share]カメラ側で転送予約する方法

 4)実はここで、電源オフしないと、シェア予約が残ってちょっと面倒なことになる。
iPhoneでは、「シェア予約」と表示される。

5)ホーム画面に「写真転送」についた数字バッチは、転送予約枚数を示している。



◆OI.Share側から、SDカードのデータを移動させたり、削除したりする機能はない。


今さらだけど、大切なこと

◆転送データのサイズは予め決めておくことができる|設定

私の場合、長辺2048pixに設定している。理由は、google+の自動バックアップのリサイズ上限が2048pixだからだ。
ちなみに「長辺2048pix以内」なら、google+ドライブの保存容量にカウントされないので、事実上無限にバックアップできることになる。(記事投稿現在)
iPhone/iPadの容量に限界がある時は小さくしたらいいと思う。SNSやメールで共有する時のサイズとしては少し大きい。(iOSメールアプリの場合、圧縮してくれるので問題は軽減する)

[OI.Share]ホーム画面、右上のギアマークからアクセス。

[OI.Share]保存サイズ変更パネル
「オリジナル」は、カメラで指定しているJPEGサイズをそのままを取り込む。
L(ラージ)なんかにしてたら... 大変!

◆iPadでおなじみの「読み込んだ画像」アルバム

ここからはiPadシリーズのカメラロールビューと、OI.Shareプレビューについて比較した話について書くが、

iPhoneには無縁なガジェットに、iPadではSDカードやUSB経由でデータを直接取り込むオプション品がある。(iPhoneに接続しても「サポートしていない」の表示が出る)

オプションのLightning-SDカードカメラリーダ


その時、[カメラロール]では「読み込んだ画像」アルバムが出来る。

ある意味、[OI.Share]での一連の作業も「画像を読み込む」行為だが、ご覧の通り[カメラロール]のアルバムでは、無視される
※カメラロールにはちゃんと保存されているが、自動生成で独立したアルバムが追加されることはない。

ある意味、[OI.Share]での一連の作業も「画像を読み込む」行為だが、ご覧の通り、[カメラロール]では、無視される。
iPadの[カメラロール]
OI.Share経由の取込みはこれら(かこみ部)に反映されない。

iPadにLightning-SDカードカメラリーダを挿して、プレビューしているところ。

選択タップすると、事実上2枚のJPEGとRAW(撮影していれば)同時に取り込み、
iPad上では1枚として表示する。

OI.Shareでの取込みはJPEGのみで、再度説明すると、事前に指定した大きさにリサイズされてiPhone/iPadに読み込まれる。

余談だが、
上記の「iPadでカメラリーダーを介して取り込む」件は、考えようによってはすごく便利だ。
MacOSでは新機種のRAW情報をサポートするアップデートが出るまでに、2〜3ヶ月待たされる。
だが、それまでの間、写真の選別はiPad上で簡易的に行えるので。実は隠れた便利機能だったりする。
カメラのプレビューでも同じ(画像を1枚削除すると、関連のJPEGとRAWを一度に削除する)だが、
たった3インチ程度では確認できないことが多い。

そういう点で、iPadシリーズにしかできない使い方もあるので、覚えておくといいかも。


この回のまとめ


  • 機能をフルに使いたいなら「許可する」をタップ。
  • 例えばiPadの大きな画面で撮れ具合を1枚ずつ確認しつつ読み込むことができる。
  • 事前にカメラ側で送るデータを予約することができる。
  • iPadシリーズでおなじみの「読み込んだ画像」アルバムが自動生成されることはない。
  • OI.Shareには、写真転送機能はあるが、削除機能はない。
  • モバイル端末に転送する写真のサイズは予め設定で指定出来る。
  • 転送対象はJPEGデータのみ。
  • 従ってRAWモードのみで撮影されたデータは転送対象外となるため、OI.Share内に表示もされない。



次回はいよいよ、GPS(位置情報付与)関連へ。



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