2013/03/02

ガイドブックをOCR処理して持ち歩こう 03





デジタルディバイスを活用して海外旅行にガイド本(ブック)持ち出そう


せっかくだから、iPadやiPhoneにガイドブックが入ったらどうだろうか? と始まった試みは、
気になった文字(テキスト)を検索できる機能を「本」に持たせた、デジタルガイドブックを作ろう! というお話の続編。





OCR処理後にすること(ようやく本題)

前項の最終型をイメージすると、作業は以下に集約される。

    1. 目次などの要ページにはページ内をタップできるリンクを作成
    2. 「しおり」機能で、ジャンプしたい


    この2つは、PCのAdobe Acrobat Proでの作業(手順の説明は簡単なので割愛)

    1. ページ内リンクを作る

    リンクのプロパティ(設定)

    ブルーで囲われた箇所がリンクを作成したところ。
    自由に設定できる。OCR処理が完了していれば、テキストをカーソルで選択も出来るが選択範囲が上下で重なったりすると厄介なので避けたほうがいい。

    結果、範囲指定は「めいっぱい」ではなく、これくらいが適当のようだ。



    2. しおりを作成する

    自由に設定・編集できる。 「しおり」の表示順も自由。


    「しおり」は左側に並んだ文字列。
    右(ビュワー)の四角い囲みは「リンク」
    いずれも、目的のページにジャンプする動作は変わりないが、方法が2つ。

    作業はTravelDAYSくらいの情報量なら慣れのせいもあるが2時間くらいで終わる。




    なんたって、地図はGoogleMapsにかなわない!


    なんだかんだで、ガイドブックをデジタル化しても、リアルタイムナビまではできない
    だから、現地ではGoogleMapsを使うんです!


    ガイドブックの地図から行きたい店はクラウドサービスGoolge Mapsにじゃんじゃん登録。※もちろん、Google+のアカウントを持っていることが前提。

    マップルリンク(ガイドブックをOCR処理して持ち歩こう 00参照)ならもっと簡単。
    なくても作ればいい。

    PCweb版
    「公開限定ファイル」などで、カテゴリ分けしておくと普段は便利


    モバイル版Google Maps。
    機能が限定されて、「公開限定ファイル」などが、表示できない。


    ポイントは
    普段、PC上からGoogleMapsにアクセスし、位置情報の管理していくこと。
    「旅行に行くから情報を集める」のではなく、普段から気になる情報は全てGoogleMapsやEvernoteに集約するようにしている習慣がついている。
    これが、まんべんなく情報を集められ、「収集のため」という無駄な時間を使わなくて済むと思う。
    ガイドブックに載っている情報くらいはほぼ、Googleに入っているといっても言い過ぎではない。

    加えて、携帯電話会社の特約店だの、スーパーの情報だのはほぼ、網羅していて、とっさの時も最低限ネット環境があれば困らないようになっている。

    その上で、
    デジタル未対応のガイドブック(前項までに出てきた、る◎ぶ だとか)用のカテゴライズした地図情報ファイルを作成すると、より現場で使い易いのではないかと
    当初は考えていた。



    だがしかし! そこにモバイル版の落とし穴が、、、(>_<


    iPhone版(iPad版はない)では、このカテゴライズが仇となり、カテゴリ分けした「公開限定ファイル」にアクセスできないのだ!

    これは大変〜! と慌てて以下の様に作業変更。


    google maps でポイント保存すると「マイプレイス」直下に表示される。カテゴライズはなし
    全てのポイントを保存「マイプレイス」直下にも保存し直した。
    ★はその保存した位置情報。



    これで、どうなるか? というと


    ホテルから、故宮晶華(故宮博物院レストラン)までのルート案内

    ルート検索にバス対応も追加されたGoogle Mapsが、最寄りバス停から(故宮博物院最寄りはバス停しかない)故宮博物院までを案内してくれるのだ!


    これが、なかなか便利〜!


    GoogleMapsで見る圓環バス停
    このバス停に止まる路線も解る

    ただし、路線にタッチしてもそれ以上のタイムテーブルなどの情報は出ず、
    ほぼ検討はついているとはいえ、各社のホームページを一つずつ当たってみるしかない点は今後改善して欲しい。 (´・_・`)

    ちなみに、このバス停には合計7社の12系統が停車するらしい。(^_^;;
    番号振りの法則に疎い観光客にはちょっと辛いかも。



    ただ、
    バス停に行けば何らかの情報はあるし、誰かに聞いたりもできるので
    このツールは現地でも本当に活躍した。



    デジタル情報化ガイドブック+情報詰め込んだGoogleMaps ホント、オススメ!



    今回の、海外旅行ガイドブックに関するエントリーはこれでおしまい。
    実際の使用感に基づいて、思考錯語を繰り返しこのカタチに落ち着いている。

    Google Maps.appが出る前から、アドレス帳のホームページ欄を使ってweb版Google MapsのURL管理をしていた。
    そういう手間を考えると、今は本当にいい時代です。


    GoogleMapsをURL管理していた頃の
    アドレス帳
    クリックすると
    iPhoneのブラウザに位置情報を表示できる
    iOS標準アプリがGoogleMapだった頃は
    マップ.appを起動・表示していた




    実は、やってやれない訳じゃない「地図作成:公開限定」



    右上メニューから
    [マイプレイス]を選択 これで、PCweb版とほぼ同じ。



    この画面を出すのに
    何度もログインしなおしたり、リフレッシュしたり。


    クラシックモードとモバイルモードの切り替えリンクも
    あるがかなり使い辛いので、今ではほとんど使っていない。
    iPadならクラシックモードの方が使いやすい。





    いろんな方法があるので、個人の使い勝手で選んでもらえたら幸い。





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     GoogleMaps|携帯端末のブラウザでアクセス







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