2013/03/12

01ここが凄いよ、台灣!





2月21日〜26日の5泊6日で台湾へ行ってきた

これまでの数回のエントリーでキャリアによる外国人観光客向け(主なターゲット)のツールを活用する回線について 
台湾大哥大と中華電信のSIMを購入し、今後各回線を維持する為、いろいろな検証を行ったリソースを数回のエントリーにてまとめてきたのだが。

今回は、それだけではない、誰でも登録すればフリー(無料)で使えるWi-Fiというのが台北にはある!というお話。


検索すると、街中アンテナだらけ!!!!
こんな素晴らしい国、他にあるだろうか?

優れた端末は既にある。
だがあったとしても、それを活かせるインフラがなければ最大限 発揮できない。
メチャクチャ高くてもあるだけで使えない。
これは、先進国(特にヨーロッパ)の共通した問題のように思う。
ただ、欧州の場合そんなベネフィットを用意しなくとも確実に観光客が来るという点で、お高くとまっていても問題はないのだ。
その点、日本とは大きく違う。もっと、旅行先の選択肢としてのアドバンテージをこういうところで発揮すべきではないだろうか。


台北市内に限っての話になるが、SIMフリーではない端末にも活用の余地が残されているという朗報をお伝えする。 そんな内容。



実は既出のこの情報、今回もう少しブラッシュアップしてみた


既にこの情報は2011年の別のブログ (13)台湾旅行 2011 avril で登場している。


Free Wi-Fi 「Taipei Free」

iOSアプリがあったので、さっそくDLしてみた。

GoTaipei




webと同じ説明が、iPhoneでも確認できる。


アプリを起動すると。
とりあえずは日本語で説明書が。

ここでは詳しい説明は避けるが、どういったものかは一通り読んでおいて欲しい。

※実際の設定はここでは行わない。これはあくまで紹介ツール





このポイント、みんなアンテナ。





ちょっと引きの画像。

凄すぎる!





けど、これって 日本でも各店舗やキャリアがそれぞれ持ってるアクセスポイントだって同じくらいあると思う。

日本も おもてなし とか、ひどく曖昧で「相手が気がつかないように気を遣う、それが美学」けれど結局それを説明とか意味不明。ではなく(それも大事かもしれないけど)
もっと簡単に体感できるこういうのとか、日本訪問のハードルは確実に低くなる と、私は思う。
そろそろ、キャリアの囲い込みとかやめて、ちゃんとしたIDを配ってみんなシームレスに使えるようにすればいいのにな... いろいろ、障壁とかあるだろうけど。





具体的な手続きの話。これも簡単!

そんなわけでそろそろ本題。

まず、日本人がサービスを受けるには、事前にカウンターで申請をする必要がある。

申請を受け付けているアクセスし易そうなカウンターを以下に並べてみた。

  • 臺北站:1階西南側(月曜日~日曜日 8:00-20:00)
  • 松山空港:ビル2国内線入国ロピー(月曜日~日曜日 8:00-20:00)
  • 東區地下街站(月曜日~金曜日 11:00~20:00 土曜日~日曜日 11:00~21:00)
  • 市政府乗換駅:市政府乗換駅1階ロビー(月曜日~日曜日09:00-21:00)
  • MRT西門站:MRT5番出口付近(月曜日~金曜日11:00-20:00 土曜日~日曜日 11:00-21:00)
  • MRT劍潭站:MRT1番入口右側(月曜日~金曜日 11:00~20:00土曜日~日曜日11:00~21:00)
  • MRT圓山站:MRT2番出口の隣(每日09:00-20:00)
  • ロープウェイ動物園駅ビジターセンター:猫空ロープウェイサービスセンター1F(火曜日~金曜日9:00~21:00 休日8:30~21:00(月曜休み))
  • ロープウェイ猫空駅ビジターセンター:ロープウェイ猫空駅出口(火曜日~金曜日9:00~18:00 休日8:30~20:00(月曜休み))

とはいえ、臺北站がダントツだと思われる。

桃園國際空港を利用した場合、リムジンバスで臺北站まで出てそこで手続きを済ませ、市内のホテルにチェックインというのが順当かもしれない。
たとえ、空港でSIMを入手し損ねたとしても、臺北站へ行けばWi-Fi Freeの手続きが出来る と心に留めておくだけでも心強い。


[i]旅遊服務中心のロゴで統一されている(臺北站)

臺北站での[i]旅遊服務中心の場所。
リムジンバスは[E/東口]が降車場となっている。
臺北驛舎には、東西南北に各3つ合計9箇所の出入り口がある。
けれど、この案内図は服務中心のカウンターに置いてあるというあまり意味のないオチ。

申込時に、外国人はパスポートの提示を求められるので必ず持参のこと。
手続きが完了するとアカウントとパスフレーズを書いた紙を渡される。





接続方法






  1. スマホ設定画面で、

Wi-Fiのアクセスポイント《TPE-Free》を選択








1. ブラウザ(SafariやChromeなど)を立ち上げる

1. Wi-Fiスポット《TPE-Free》を選択した画面でログイン画面(この画像)が出るのをそのまま待つ。
 混んでいたりすると、表示までに時間がかかる。

2. ログイン画面が現れたら
3. 必要事項に答える








アクセスが集中している時など
なかなか、表示されない時もあるようだ。


  • Taipei Free 用戸 を選択








[i]遊旅服務中心で受け取ったそれぞれを入力

  • アカウント(請輸入您的帳號)
  • パスワード(請輸入您上網密碼)

※下回自動登入=以降自動ログイン という意味


《登入》で、ログイン








ログイン中





これもログイン中(読み込み中)





ログイン成功。

臺北市政府が提供する情報のショートカットが並ぶ。

《完了》をタップすれば、いつも通りブラウジングやFoursquare、GoogleMapsなど、一通りのサービスが使える。




敢えて追記しておくべきこと

昨今、日本でも公共サービスはタダだ! と思っている人は多いが「コストは必ず発生している」


  • 何百という店、施設が参加してこのサービスは成り立っている。そのシステムは我々の知るところではないが、誰かが無料で利用出来る分は他の誰かが応分の負担をしているということは容易に想像できる。
  • より多くの人が利用できるようにする為、Youtubeなどの動画系サービスはレートの関係で利用できない。
  • 無料のサービスなので「繋がらない!×ソだな」などの、好意に唾をはきかけるようなコメントは絶対やめていただきたい。




【関連ページ】

Taipei Free (説明を読むことは出来るが、外国人観光客のweb上からの申請は受け付けていない)

大臺北免費Wifi服務熱點資訊查詢
https://itunes.apple.com/jp/app/da-tai-bei-mian-feiwifi-fu/id591753555?mt=8





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